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夜釣りに出かけていて、ベッドが船になっているじいさん

nobu

とても若いころ、釣りをよくしていたそうです。よく夜に船に乗って釣りを楽しんだとかいう話をきいていました。

今日のじいさまは、ベットで寝ていながら手がよく動く日でした。どんな夢をみているのか気になりました。いつもより激しく手が動くので何をしているのかきになります。

朝5時ごろ、ベットから起き上がったようで『動き回るかもよ!』通知が僕に届きました。トイレへの移動かなと思い、急いで部屋に急行し聞いてみました。

しかし、トイレではないといいます。

最近はよくこのパターンが多くなってきました。ポータブルトイレまでの移動も厳しくなてきているので手伝うために部屋へ行きますがトイレではないというのです。

もうトイレは終わったともいいます。

おむつなので寝たまましてもいいのですが、これができないのが明良じいさんなのです。たぶん僕がじいさんだったら同じで、自宅でベットに寝ていてオムツはいていてもできないかもしれません。

うちの場合、じいさんはオムツをオムツと思ってないことがあります。普通のパンツと思っています。オムツという概念がないのかもしれません。

オムツ騒動についてはまた別に書いていきます。これも一悶着ありました・・・

今日は部屋に行くと、大きな声で一生懸命に何かを言っています。しかし、入れ歯をしていないじいさんの言葉は僕には理解に時間がかかります。僕が理解できないのでじいさんイライラしはじめてさらに声が大きくなります。

どうやら釣りの最中で、ベットが船という設定のようです。それで、足を海水につけていたようなのです。だからそのままでいいというのです。

本当はどうみても、どう考えても、トイレに行きたくて動いたに違いないと僕は思うのですが、頑なにトイレではないといいます。

釣りをしているといいます。

ベットは船です。

これは、調子がいいという証拠です。安心です。

釣りは、何が釣れたと聞くと、

なんかわからんけど釣れたそうです。

何かが釣れたそうです。

何かわからんものを釣ったといって笑顔でした。


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明良じいさん見守り部隊
明良じいさんと知り合って20年ほどになります。僕の奥さんのおじいちゃんです。どうしても家にいたいという明良じいさんの願望を叶えるために奮闘しています。
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