じいさまを事情聴取したところ、これまでのいろいろな行動が解明されてきました。
今日は、朝起きるとすぐに仕事にいかないといけないと言っていたそうです。じいさんに年齢を聞くと今33歳とのことでした。今から約67年前のこととなります。僕たちはまだ生まれていません。まだ両親たちも知り合ってないころの話です。
それからお昼には、33歳から一気に定年のころになったようです。
たくさんの人が来ているそうで、皆さんになんか出してほしいと言います。
今日だけではなくたくさん人が来ていたらしく、だから茶碗蒸しとたまご焼きを作って食べてもらおうと思ったそうです。
毎日宴会のようで、ベットから動けない理由は、飲み過ぎたからとのことです。
じいさんは退院してから、友人や知人の方の訪問で毎日宴会、飲み会をやっているようです。
それと、昔にタイムスリップしているのではないかと思います。
100年の人生の楽しかったところだけをもう一度楽しんでいるように見えます。
辛かったこと、たとえば戦争に行って爆撃されたことや捕虜になったことはでてきません。
なんだか楽しい宴会とか趣味の囲碁などがでてきます。
これはもしかしたら、そうかもしれないと思うことなのですが、自分の思うように望むように、家に死ぬまでいたいとか、孤独ではないなどが叶うと、楽しかった思い出をもう一度夢みて体験できるのかもしれないなと思いました。
だから思います。自分も同じようになるということならば
楽しい思い出がたくさんあった方がいいということになります。
辛い思い出しかなかったら、また辛い思いをしないといけないということになります。
これはきついなと思います。またあの辛いことをもう一度かよ・・・と、嫌です。
じいさんを毎日、いや5年間みていて思います。やがて6年目に突入です。
楽しい思い出をたくさん持っていた方が得だなと思います。
お金をたくさん持っているより、楽しい嬉しい思い出をたくさん持っていいた方が、
じいさんのように笑顔でいれて、
体が痛くて起き上がれなくなったら、
飲み過ぎたから という考えになるのだろうなと思います。
じいさんは楽しそうです。時々笑顔で寝ています。
もしかしたら、僕だけかもしれません。
ああだ こうだ とぐだぐだ言っているのは。
じいさんはいつも面白い!ともっと楽しむべきだなと反省の日となりました。