家にずっといたい明良じいさんの策略 元気な時からわたしゃ家で死にたかと言っていた明良じいさん
今思えば、明良じいさんは自分の未来がわかっていたのではないかな?と考えるようになりました。
なんとしても家にいたいと強く念じた
明良じいさん、90歳 100歳になっても家にいたい。しかし、今は一人暮らし。これはどうしたんもだろか・・・そんなとき、僕が目にとまり、おお!いいのがおったかもしれん。
ゆっくりじっくり攻めていこう。という考えだったのではないかと思うのです。
先手必勝で攻めて、じわじわと、じっくりと、確実に
明良じいさんは、囲碁が趣味でした。囲碁は陣取りゲームみたいな感じです。
駆け引きをして頭を使ってより多く自分の陣地を広げるかというものと認識しています。
僕は気づかないうちに攻められていたように今思います。
90歳の時のお正月のどれかの日、僕に借り住まいは家賃がもったいなかろう。と言います。
僕は家を買う、建てるという考えがなく、
あちこち仕事にあわせ住みやすいところに住むという考えでした。
この家は家賃はいらんよ。古かけども、まだ住まるるけん。
どげんね。うちにきたってよかよ。よかよ。
通訳(古いけどまだ住めるから、どう?うちに来てもいいよ。)
と言ってました。
その時はまさかこんなことになるなんてと思ってもいませんでした。
明良じいさんはもしかしたら、90歳のころから僕をマインドコントロールしていたのではないかと考えます。
ちょくちょくお世話になっていたのですが、
この日からよく明良じいさんの家にお泊まりするようになりました。
ついに一人暮らしができなくなった明良じいさん
94歳の時、死にそうになります。
ペースメーカーで蘇ります。
退院してからしばらくは家族みんなで交代でじいさんの家にお泊まりというスタイルだったかと思います。
そして、96歳の時の退院の時、一人での生活は困難と判断されます。
初めは3日のつもりで、
1週間になり、
1ヶ月となり、
気づくと3ヶ月になりました。
あっという間に、半年が過ぎます。
そして今にいたります。
じいさまは想像していたのでは?と思います。
僕らが家にくれば、じいさんの思惑どおりです。
家にいたいじいさまの作戦だったかもしれません。
そういうことだったのか・・・